家入一真さんとの対談(NHK「ジレンマ+」)



 NHKのサイト「ジレンマ+」で、起業家・家入一真さんと対談させていただきました。

 異色のコラボを実現させてくださったのは、NHK出版の敏腕編集者の方。本当にありがとうございました。

 家入さん、とにかく魅力的な方でした。新しいもっと楽しい生き方、もっと「自由」な働き方を提案し体現されていて、若者からのカリスマ的人気を誇っていらっしゃる意味を肌で感じることができました。

 家入さんの著書、『こんな僕でも社長になれた』『もっと自由に働きたい』は、「あぁ、こんなふうに生きてもいいんだな」と、生き方の多様性に目を向けさせてくれる、そしてその可能性を教えてくれる、すばらしい本だと思います。

 対談も、「新しい生き方」「新しい社会」のヴィジョンや、若者たちへのメッセージになりました。ご興味ある方ぜひご一読ください。

 改めて、家入さん、編集者の久保田さん、楽しい刺激的な時間をありがとうございました。

「ニュースの深層」出演します


 テレビ朝日のCS放送です。

 6月18日(月)20時〜。

 キャスター東浩紀さん、司会下平さやかさん。

 以前、NHKの「ニッポンのジレンマ」で東さんと教育論をめぐって共演させていただいたご縁で、今回お招きいただきました。とても光栄です。

 今回も、テーマは教育、特に初等・義務教育

 そもそも義務教育の本義とは何なのか、今教育の何が問題で、そしてこれからどう構想していけばいいのか。

 底の底から考え合い、対談させていただきました。(収録は先日終えましたが、擬似生放送ということで、編集なしで放送されます。)

 東さんには、光栄なことに拙著『どのような教育が「よい」教育か』(講談社、2011年)もお読みいただいており、またその内容についても、番組内で賛同の言葉をいただき、本当に嬉しかった。

 東さんの近著『一般意志2.0』は、言うまでもなく、ルソーの思想を現代的に鍛え直しよみがえらせる試みだ。

 他方僕も、ルソーとヘーゲルの思想に、社会思想としての最も深い洞察を見出している。

 そこが、何らかの形で一定共鳴できているんじゃないか、と、勝手に嬉しく思っている。

 東さんは、近・現代哲学を改めて読み直し、その先へと思索を深めておられるのだろう。僕もまた、そのように思索していきたいと考えている。

 番組内では、これまでに考えたこともなかったような発想・アドバイスもいただいた。さすがこれは東さんならではだなと思った。今後も大いに学ばせていただきたいと思っている。

 お世話になった下平さん、プロデューサー、ディレクター、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

 ご興味のある方いらっしゃれば、ぜひご覧下さい。

NHK「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」に出演します


 放送は、5月11日(金)深夜〜。

 番組HPこちらです。 


 「ニッポンのジレンマ」は、1970年生まれ以降の「論客」限定討論番組。

 お正月に放送された、「格差」をテーマにした第1弾が大きな話題を呼び、第2弾は「民主主義」をテーマに討論が交わされました。


 そして今回の第3弾は、「教育」がテーマです。

 これまではある程度大人数の討論会でしたが、今回は「スピンオフ」企画ということで、「論客」は4人だけ。


 出演者は、 

 作家・批評家の東浩紀さん。

 NPO法人CANVAS理事長の石戸奈々子さん。

 チームラボ(株)社長の猪子寿之さん。

 そして、僕。

 司会は、堀潤さん。


 出演させていただいての感想は、まず、「むちゃくちゃ楽しかった」。

 皆さん本当に魅力的で「人間圧」の高い方たちで、お会いした瞬間、あっという間に引きこまれた。

 討論の内容や様子についてなどは、放送が終わるまで控えます。

 ただ、1つだけ。

 今回出演させていただいて本当によかったなと思ったのは、対立する考えをぶつけ合って、「どちらが正しいか」と争い合う議論は実に非建設的だという考えを、「論客」の皆さんが共有していたと感じられたこと。

 創造的で建設的な議論は、様々な対立的意見を踏まえた上で、なお共通了解可能な「原理」は何か、そしてその上で、よりよい第3、第4のアイデアは何か、と考え合っていくもの。

 いろんなところで書いたり言ったりしてきたことですが、哲学は、実はそのための「考え方」を、徹底的に磨き抜いてきた。

 そして僕たちの世代は、ある意味でたぶん、これまでさまざまな領域でナイーヴな「信念対立」が繰り広げられ続けてきたのをずっと見てきて、もうそういった議論に、辟易している世代なんじゃないかと思う。

 議論は常に建設的・創造的に。

 そういった態度が共有されている方たちとの討論は、本当に楽しい。本当に、楽しかった。

 もしよろしければ、放送どうぞご覧下さい。(再放送、オンデマンド放送、ネット放送などもあるそうです。)