NHKスペシャル「不登校44万人の衝撃」、生放送に出演しました。ご覧いただいた皆さん、ありがとうございました。
私たちが当たり前だと思ってきた学校の慣習的システムが、もはや限界を迎えていることは明らかだと思います。
スタジオでお話をしながら、皆さんのツイッターコメントやLINE参加してくれた不登校経験者の生徒さんたちのコメントを読み、
「みんなで同じことを、同じペースで、同じようなやり方で、同質性の高い学年学級制の中で、出来合いの問いと答えを勉強する」
という慣習的システムからの脱却の必要性を、すでに多くの方が共有していたことをひしひしと感じ、とても心強く思いました。
私たちは、多くの場合、自分が受けてきた教育しか知らないから、それが当たり前だと思い込んでしまいやすい。
でも今のような学校のあり方は、世界的に見ても歴史的に見ても実はきわめてローカルなものなんだという認識をまずは共有したい。
そして、「みんなで同じことを、同じペースで」からの脱却をすでに成し遂げている例が国内外にたくさんあるという事実を共有したい。
「まずは知ること」。
そうすれば、何をどう変えていけばいいかのビジョンとロードマップを描けるようになる。
人間が作ったシステムなんだから、人間が変えられる。
その具体的な提案については、ぜひ、新刊『「学校」をつくり直す』をお読みいただければ嬉しく思います。